おばんどすえ。

もう、あれから３年も経つのどすなぁ。
時の過ぎ行くのは速いどすなぁ。
ついこの間米国初のアフリカ系大統領が選出されたと
思っていたら、もう来年の今頃は米国大統領選挙どすものなぁ。
実に速く年月は過ぎ去ってしまいますなぁ。
その割にはその日の１日が過ぎるのががやけに長く感じますなぁ。

Cream - Strange Brew


あれは去年の事だったか、いや一昨年になる。
一昨年のクリスマスの１週間ほど前のことだった。
空路で長距離の国内の移動を決めていた、
だが搭乗前の検査が非常に厳しい。
ずらーっと並んで検査まで待つことしばし。
並んで待っている間に、もう行くのやめてしまおうか、
この街でくた～として怠けてしまおうかという邪念が何度も襲う。
新しく立法された愛国法とやらで公共の建物の所ではこれが続く。
特に空港では厳しい。
さすがに国旗掲揚も国歌斉唱もなかったでござるが。
そこで長距離の国内の移動は空路から楽な鉄路に急遽変更した。
ＮＹ・ペンシルバニア駅からアムトラック鉄道でボストン駅へ。
ペンシルバニア駅ではにっぽんのターミナル駅とはとは勝手が違って
目的の急行電車に乗るまでがこれまた一苦労ではござった。
乗ってからもあらまぁ、でおじゃった。
車掌さんがすぐ廻って来たでござる。
切符を拝見と廻って来たでござる。
切符なのか別の紙なのかは分からなかったどすが何かを書いていたでござる。
切符を返してくれるのかと思ったらそのまま持っていってしまったでおじゃった。
降りるとき改札口でどうすんべかと心配になったどす。
まぁ、なんとかなるだろうとは思ったどすがやはり心配だったどす。

やがてマンハッタン島を離れマンハッタン島を本土から眺めるようになってくる。
高い密集した高層ビル群を本土側から眺めるようになってくる。
エンパイヤーステートビル、摩天楼、高層ビル群が見える。
圧巻どすなぁ、素晴らしい眺めどす。
どこまで行っても遥かかなたに見えている。
急行電車の窓から自分の眼で眺め、ビデオカメラで撮る、いい眺めどした。

やがてもう見えなくなってしまった。
車内に眼が戻ったときに向こう側の通路の上段に何か紙のようなものが
座っている人の数だけ差してあった。
コロたんの所にも差してあるのかとトイレに行く振りして見たどす。
差してありました。乗車駅と降車駅が記してあったどす。
安心しました。これで正々堂々と改札口の正面から出られる、
こう思ったら安心しましたでござる。

アムトラック急行電列車は鉄路をボストン駅へ向かう。
線路沿いの米国の日常の風景を長い時間これから見ていくことになる。
風景がいくつかのパターンを持って繰り返して現れてくる。
その中で発見をする。
朽ちた工場を直している。
新しいものを造っている。
出来立てほやほやの駅と出来立ての真新しい町が誕生している。
オバマ大統領が選挙戦、就任の時に演説していたことを着実に
公約どうりに推進しているのだと、その時に確実に思った。

この次に続けましょう。
確実に。



新撰組の旗は行く！！


ほな　さいなら