グッドアフタヌーンどすえ。

「名にしおはば　いざ言問はむ都鳥　わが思ふひとは　ありやなしやと」

いい句どすなぁ。
深い意味はよく分からないどすが気持ちが良く伝わってくる句どすなぁ。

在原業平はんご存知どすか。
伊勢物語で都を思う歌を詠んだお方どす。
コロたんはお会いしたことはございまへんどすけれども
お名前だけは存じております。
もっとも西暦８００年代の貴人どすから無理どすなぁ。
在原業平はんが都を思う歌を詠んだ事にちなんで業平橋
というのがあるんどす。東京下町に２本もあるんどす。

花 - 滝廉太郎


ひとつは台東区・浅草から墨田区・押上に渡る隅田川に架かる橋。
もうひとつは墨田区のなんという川どしたか忘れたどすがその橋に架かる橋。
あとで調べときまする。
この二つが業平という由緒ある名がついた橋どす。
隅田川に架かる橋は現在は吾妻橋といった方が分かりやすいどすなぁ。
もうひとつどす、橋とは関係ないのどすが業平橋駅というのがあるんどす。
東武日光・伊勢崎線の浅草駅から徳川家康はんでご存知の
日光まで行く電車どす。館林行きというのもあるようどす。
日光どすなぁ、江戸幕府開祖の東照神君、権現様の恒例山
日光東照宮どすなぁ。
日光東照宮には「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿さんもいますえ。
途中駅に業平橋駅というのがあるんどす。
浅草から下りの次の駅どす。
業平橋駅が改名して「とうきょうスカイツリー駅」になったと聞いたどす。
とやかくいう駅でもござらんのでとやかくいう気もござらん。
何度か改名した駅でござるのでさもあらんと思うでござる。
明治以来、今度で４度目でござるかのう。
古き良きイメージの江戸時代のさらに古き平安時代のイメージを偲ぶ
名が無くなるのは残念なことでござるが現代東京建築文化の発展に繋がる
ことを願うばかりでござる。
もうひとつ業平はんがあるんどす。
東京都墨田区業平という町名があるんどす。
コロたんは住んだことがありまへんどすが行ったことはあるどす。
東京都墨田区向島という所にはほんの短いながらも住んだことがありまする。
粋な向島芸者さんの置屋さんがありまする。
業平の町名もスカイツリーにちなんで変えようとしたようどすが、
町民の反対にあって、抵抗によりだめだったようどす。
その町の周辺もだめだったようどす。
見物スポットとしては魅力があるのでしょうけれども
業平はんの歴史的実力には劣るということでしょうか。
さぁ、どうでしょうか。


いやな時代はご免どすなぁ。

願わくば「５度目の駅名の改名」をということでしょうか。
そうなんでしょうか。

「都鳥 ああ都鳥　都鳥」

な時代どすなぁ。



新撰組の旗は行く　！！


ほな　さいなら

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