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南十字星に口紅を
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intermission (Heritage)

あれから時が過ぎた。
4年ほどになるのだろうか。
それからもう一度来ている。
イスタンブールで出会ったあのご夫婦から
聞いたこの国のかの地へ是非とも尋ねて見たかった。
ご夫婦も尋ねて感動したこの国のかの地を見たかった。
訪れることがこの時も出来なかった。

石だけしか無いような風景に降り立った。
歴史の大きな一こまの台地に立った。
台地を踏みしめて歩く、相変わらずなにもない。
現れた、悠久の時を超えた歴史が目の前に現れた。
ローマ帝国が姿を現した。
石畳を悠々と歩いていく。
両脇には大きな石像が続いて立ち並んでいる。
その中をカイザルになったような気持ちで歩き続ける。
見えた、ギリシャ様式なのかローマ様式なのか円柱が見えた。
劇場が見えた。その劇場に我は立った。
紛れも無い、ここは時を超えたローマ帝国だ。
ここで演劇もしたのだろう、演説もしたのだろう、
歴史の複雑さを感ずる瞬間でもあった。
歴史の長さも感ずる瞬間でもあった。
壇上より周りを見渡す。
ここにはローマ帝国しかない。
さらに石畳を悠々と歩いていく。
また現れた、またでた。
競技場が現れた。
コロッセオが現れた。円形競技場が姿を現わした。
この競技場で何が行われたのか知る由も無いが
剣闘であろうか、戦ライオンであろうかそれは分からない。
観客席のほうから観てみる。
あまりの傾斜の大きさにころげ落ちたらただでは済みそうも無い
という事だけは理解できた。
あまり興奮しないようにとのお上心なのだろうか。
いろいろとたくさんローマ帝国がある。
まさにタイムマシーンに乗ってローマ帝国の全盛時代に
舞い降りたように錯覚するほどの景観である。
後ろ髪を引かれながらもその地を去る。
また来よう、いつの日にかこの地へ。
どうですか、貴方もいつの日にかこの地へ。


発掘、復元も大変なようでイタリア・ローマは
土に埋もれずにそのまま残ったとのことですが
この地、トルコです、土に埋もれて掘り出すのが
大変だとのことでした。
ローマ帝国が丸ごと残っている。
歴史は怪奇どすなぁ。
たとえ長い時が過ぎ去ろうとも人間の歴史とは
複雑、怪奇
だとおもいますなぁ。

                  つづく


ほな さいなら

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