一瞬の静けさの中でけたたましい叫び声が聞こえた。
まるで墓場の中で鳴くカラスの叫び声のようだった。
時代劇の中では墓場で鳴くこのような鳴き声を聞いた。
それは物語の中で鳴く墓場での作り話なのかと思っていたが、
現実にその声を聞いた。
何度も、何度も、ギャ~ギャ~と叫んでいた。
確かに何度も、何度も、ギャ~ギャ~と叫んでいた。
さらに歩いていく。
やがてその叫び声の主と出会った。
お~クロッカーくんではないか、やっぱりクロッカーくんだ。
そう、顔なじみのカラスのクロッカーくんだ。
ちらっと目であいさつしてクロッカーくんをコロたんは見て先を急いだ。
そうか、カラスのクロッカーくんにはこの町が墓場に見えるのか。
そうだろう、普通のカラスならばそう思うだろう。
クロッカーくんが着いてきた。
先回りして案内するように着いてきた。
ある新築の戸建ての屋根の上でギャ~ギャ~が始まった。
まだ、売れないのか。そうだろう。
空にはヘル・コプターがグオングオンと負けじと叫んで廻っていた。
さらにその上には安ジェットがキュ~ンゴ~バリバリゴロゴロと
ドップラー現象の正しさを証明していた。
科学の勉強をするには実地としてはうってつけな所であるが
その前に頭が痛くなってしまう。
また、クロッカーくんが変な鳴き声をした。
えせ・デモクラ・パーティーが先かゴキゴミが先かと鳴いた。
続けてギャ~ギャ~と時代劇の中では墓場で鳴くカラスの
鳴き声でまた鳴いた。
その意味はワンちゃんのコロたんにわ分からないが芸術家の
クロッカーくんには分かっているのだろう。
「あっしには関わりの無いことでござんす」。
木枯らしの紋次郎さんの決め台詞でござんすが
その割には関わってしまう人の良さがにじみでている
主人公でござんしたがクロッカーくんもカラス界の
木枯らしの紋次郎さんなんどすかぁ。
しかしまぁどすなぁ。
普天間の基地のヘリがどうとかこうとか。
前から来たあかパーティーの街宣車がすっ飛ばすように
来ておましたが、街宣車の頭の上の銭のハエを追っ払って
からにしてほしいどすなぁ。
言ってくれるな街宣車、前のチャリンコのヤング・ママと
背中のあかちゃんが背中で笑っている。
まぁ、たまげてしまいますなぁ。
村世界のぶた、いや失礼タブーどすかなぁ。
これは今日ではござらんが。
ポリティシャンも必要どすがステーツマンもかなり欲しいどすなぁ。
テクニシャンのあきんどとテクニシャンのびゅーろくらーととつるんだ
おかまっちょう~まんぼ~ちじょうはてれびはいりまへん。
ぜっけいかな絶景かな 浮世に肥溜めの
尽きた時代は 古今東西 未だなし
よみ人知らず
ほな さいなら
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