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南十字星に口紅を
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ブラックホール
「もう歩くしかない。
人が道に迷って死ぬ原因はーー
恥だそうだ。
なぜこんなことに
俺は何てバカなんだろう
自分を恥じてーー
死ぬ
やるべきことをしなかった
恥だそうだ。」

方向が分からない。簡易のコンパスを作る。
針でもクリップならば端を広げ絹の布でこすり
水の上に浮かべた木の葉の上に乗せる。
これでコンパスが出来た。
夜間は星の位置を確かめる。北極星がポイントになる。
食料はあれば問題ないが少ないかまったくないことが多い。
消耗品でだんだんと減っていくことになる。
狩りをするという手段もある。
野生の動物の食べているものなら何でも食べる。
水も生命を維持する為に大事だ。
火も大事だ。暖をとる為にも身を守るためにも必要だ。
地図もあればなおさら良い。
政治屋と政商人は必要ない。大コミもいらない。
知恵と知識、本能を最大限に発揮して切り抜ける。
悪魔のように細心に、天使のように大胆に。


進むうちに最強の敵と出会った。アラスカ熊に出会ってしまった。
不幸にもマンキラーベアーとなった人食い熊であったのだ。
どこまでも追いかけてくるマンキラーマシンとなっていた熊だった。
遥か遠くの事のはずがすぐ近くで起きる。サバイバルだ。
絶対絶命どす。
逃げて逃げてその場は逃げ切ったのだが簡易のコンパスが
ベルトの鉄のバックルのせいで狂い、出発点に戻ってしまった。
あきらめの寸前のところを大富豪のチャールズの機転で事なきを得た。
気を紛らわすために魚を採るもりを作らせたのだが、あだになった。
カメラマンの助手がナイフで自分の足を刺してしまったのだ。
いよいよ脱出が難しくなってしまった。
ピンチのなかのまた大ピンチどす。
正座の位置で確実に方向を決め再度、南に向かう。

そこへでた~またでた~キラーベアーがでた~
助手を二人は火を振り回して助けようとするが
怪我をしていた助手は捕まり食べられてしまったのだ。
最初のサバイバルを共にした悲しい友の死であった。
二人はやむなくまたも逃げに逃げた。
食料捕獲のために罠をつくり獲物が入るのを待ちに待った。
獲物が入った~リスが入った~大喜びのときではあったが、
獲物を取りに行く途中に音がした、救助のヘリの音だ。
走った、走った、森の中を走った、走った。
平原に出たときは救助のヘリはもう行ってしまっていた。
大喜びの幸せのときが絶望へと変わっていく時になってしまった。
まあ、落胆の時どすなぁ。
カメラマンはもうあきらめ始めたが
器量の大きい大富豪のチャールズはしかしあきらめない。
氷で火を起こせる、だがマッチが6本残っている。
それで十分だ、それでここから出られる。
カメラマンを落ち着かせた。
サバイバルの王道を貫く。

歩くしかない。
この範囲は捜索終了。
もう二度とここへは来ない。
また歩くしかない。
絶望の淵を希望を持って歩き続ける。
歩くしかない。

そこへでた~またでた~キラーベアーがでた~
しつこくつけてきている。
このままでは二人とも殺られる、食べられてしまう。
必死に火を投げて防戦をして火の円陣を組み
その中で一夜を明かすがここを動けず、食料もなく、
いずれ二人とも餓死する。
キラーベアーはすぐそこにいる。
決断をしなければならない。

生き残る方法は一つしかない。
戦うんだ。
マサイの戦士となって戦うんだ。
勝つんだ!
食料も手に入る。
毛皮のコートも手に入る。
マサイの戦士となって戦うんだ!

キラーベアーとの最初で最後の戦いの幕が上がった!
さあ、勝敗はどちらに




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