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南十字星に口紅を
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ホワイトゾーン
野生の空間から少しは人間らしい空間の山小屋に
たどり着いたときにいかにも人間らしい感情になった。
疑心暗鬼、嫉妬、疑念という負の感情が出てきたのだった。
飛行機の墜落事故の前にカメラマンのボブの高級腕時計を
見た時から、サバイバル途中でのボブの言動からチャールズは
ボブに不信感を持っていたのだった。
火を起こすために一通のメモを取り出しそのメモを見てしまった。
「最愛の夫の誕生日を祝して
 世界一幸運な女より」
妻からチャールズに送るための注文書だった。だがもう一通。
「ミッキーよりボブへ
 二人の夜の思い出に」
高級腕時計の注文書どした。
酒を飲みながらライフルに弾をこめるボブに
挑発的な言葉を浴びせる。
「君の腕時計を見せてくれ、飲まないと殺せないのか」
ボブも応酬した。
「あんな女は必要ないだろう、君は大富豪だ・・・・・・
 この冒険で真実がバレた」
お互い嫉妬の世界にいたのだった。
表に出てボブはライフルを構えた。
後ろを向け、だがチャールズは向かずに前に出ようとする。
ボブが後ろに下がった瞬間、ボブの姿が消えてしまったのだ。
誰かが仕掛けた罠の中に落ちてしまたのだ。
チャールズは罠があることを知っていたのか、
君子兵法をわすれずどすなぁ。
ボブは罠の中で杭が足を貫通する大怪我をしていた。
先ほどの遺恨を忘れて懸命にボブを救助して介抱をするチャールズ。
サバイバルで生死をともにしたボブはチャールズを殺せない。
チャールズもボブを見殺しに出来ない。そんなところでしょうか。
硬い絆が結ばれていたのでしょう。
生還へ向かってボブをカヌーに乗せカヌーを漕ぎ続けるチャールズ。
それでもへらずくちを止めないボブ。硬い友情どすなぁ。
疲れたカメラマンのボブを陸地に上げ一休みする。
それでもまだへらずくちを止めないボブ。
「それでも君には私を殺せなかったよ。」チャールズが答えた。
ボブはチャールズに心を開いた、ずっと前から心を開いていた。
「もう俺は助からない、今から言うことは真実だ、信じてくれ。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「死ぬなよボブ。」チャールズもずっと前から心を開いていた。
思えば人食い熊に捕まり食べられてしまったボブの助手は
いち早くチャールズを見抜いていた。
「いい奴だ、あんたは」

André Rieu - O Fortuna


その時音がした。バタバタという音が聞こえた。
見えた、銀蝿ヘリだ、いや銀蝿安ジェットだ、いや違った。
天使の乗り物ヘリコプターが見えた。
「助かるぞ、ボブ」
懸命に服を振るチャールズ。
だが気がつかない天使の乗り物ヘリコプター。行ってしまいそうになった。
焚き火に葉のついた枝を懸命に入れ煙をたてるチャールズ。
天使の乗り物ヘリコプターが気がついた。戻ってきた。
『助かったぞ、ボブ』
だが、ボブはすでに絶命していた。
チャールズは初めて心の内を見せた。
友を失った悲しみの顔を見せたのだった。

友と出発したところに戻ってきた。
運命の過酷さを胸に抱いて戻ってきたのだった。
そして待ち受ける妻のミッキーの元へ。
ミッキーと抱き合い手を握るチャールズ。
その手の中にはミッキーがボブにプレゼントをした高級腕時計が。
チャールズは何を思ってそうしたのか。
その時の妻の流した涙はなんだったのだろうか。
当人同士が知るのみであった。

いい映画どした。
はらはらもありどきどきもあり涙もありました。

ザ・ワイルド (THE EDGE)
(アメリカ)


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