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南十字星に口紅を
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成功物語
あれ?どすなぁ。
いつのまにか103円あったものが94円20銭台。
損した気もしますけど初めの時から見れば得しているような気もします。
株も落ちているような気もしますが全然関係ないどすから。
でもあれですなぁ、株と為替が相関関係にあるような動きどすよなぁ。
反比例して動いているようでしたものなぁ。今でもそうですよねぇ。
円が安くなれば株が上がる、円が高くなれば株が下がる。
単純な算数のようですものねぇ。
ド素人が見てもこんな感じで動いてますものなぁ。
プロから見ればどれがどれだけ動くかが脳内麻薬全開の醍醐味
なんでしょうが難しいどすから別の所に頭を回すことにします。

あれはいつだったのかだいぶ前だったような気もするが
昨日のようだったような気もする。
いつもにようにひょこひょこと4本の足で歩いていた。
いつもの所をていくあうおーくしていた。
靴磨きのおじさん同士が話をしているのが聞こえた。
俺はあの株とこの株をでいくら儲けた、今度はこれを買う。
俺はあっちの株とこっちの株でこんだけ儲けた。今度はあれを買う。
そこへ靴を磨きに来た青年がやってきた。
靴を磨かれながらその話に聞き耳を立てている。
何を隠そう彼も株で儲けた金と借金で株を買い足していた。
彼の不可解な顔を読み取ったコロたんは散歩するふりしてついて行ったのだ。
ていくあうおーく、ていくあうおーくと言いながらついて行ったのだ。
彼は考えながらぶつぶつ言っている。
コロたん聴いているとも知らずにぶつぶつ言っている。
彼らも株を借金で大量に買って大儲けしている、
あの素人衆ですら何事もないように株の話を平気で儲けはなしをしている。
何かがおかしい、何かが変だ。
黙って歩く、まだ歩く。コロたんも歩く、黙って歩く。
ふっと彼は言った、ここいらが潮目だな、限界点にきたな。
彼は自分でうなずきコロたんを見た、コロたんもつられてうなずいた。

Louis Armstrong - La vie en rose


彼はNY・グランド・セントラル駅に向かっていたが引き返した。
向かった先はマンハッタン・金融街。
コロたんも一緒にマンハッタン・金融街に向かった。
彼はすべての株券、証券をそこで売り払った。
コロたんも一緒に売り払おうと思ったが株券、証券を何も持っいてなかった。
彼はすべて現金に換え、必ずくるだろう日が来るのを待った。
予想どおりにきた~~~!!
世界最大のバブルの大崩壊!!!
この人は誰でしょうか。
知る人ぞ知る、J・F・ケネディ、ロバート・ケネディのパパ。
ジョセフ・P・ケネディその人であった。
大恐慌へと向かってゆくアメリカ経済と世界経済であったが、
そこで彼は畳の下とタンスに金をしまわずに買いに買いまっくた。
大暴落した一等地を買いに買いまっくたのだ。
そしてジョセフ・P・ケネディは一代にしてアメリカンドリームを
手にした大富豪へとなった。
アメリカン・サクセスストーリーとなったのだった。
そしてJ・F・ケネディ大統領、ロバート・ケネディ大統領候補を
輩出するほどの名家となったのだった。

運も、つきもあったのだろうがここぞと思う勝負勘も備えていたのだろう。
凡人には分からない勘の良さと判断力と度胸を持ち合わせていたのだろう。
この後、世界は悲惨なことに向かっていくわけだがジョセフ・P・ケネディには
責任がない。
だが彼もミスをした。
政治的なアメリカンイズムの根幹の大ミスを犯した。
それは言うまい。

コロたんは儲けそこなった。
残念、まぁいい、いい学習をした。明日があるさ。



ほな さいなら
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