見えて来た。
もうすぐ到着する。
いつもながら美しい姿だ。



誰だったのだろうか、そうだあの人だ。
俳優、歌手の高峰三枝子さんだった。
ＮＨＫ・ＢＳの世界心の旅という番組を放映していた。
ほとんどかかさずにＶＨＳのビデオレコーダーに録画していた。
その中の一つにに高峰三枝子さん出演の世界心の旅があった。
はっきりと今でもよく覚えている。
その場所は米国のニューヨークであった。
ニューヨークの中のニューヨークのマンハッタンどした。
マンハッタンの中のマンハッタンの摩天楼どした。
エンパイヤーステートツビルディングどした。
その番組の流れの中でたった一言の言葉がとても印象に残ったのだ。
忘れえぬ言葉となった。それは何か。
この場所からあれを見ると力を与えてくれる。
エンパイヤーステートビルディングを見ると生き抜くパワーをくれる。
そのたった一言の言葉がとても印象に残ったのだった。

MUSE - Can't Take My Eyes Off You


その言葉に誘われていつの日にか行ってみようその地へその場所へ。
そしてその誘いの言葉に誘われてやって来たのだった。
そして見上げた、エンパイヤーステイツビルディングを見上げた。
まさに摩天楼どした。
この時にニューヨークはマンハッタンのイメージが変わる瞬間どした。
まさにそのパワーの輝きを頂いた瞬間どした。
損得勘定ありも、無しもパワーの輝きを頂いた瞬間どした。
エンパイヤーステートビルディングを見ると生き抜くパワーをくれる。
高峰三枝子さんのたった一言の言葉が理解できた瞬間どした。
摩天楼はエレジーではない、摩天楼はロックである。ソウルである。
魂であると高峰三枝子さんのたった一言の言葉が理解できた瞬間でした。



そしてまた何度目になるのかまたまたやって来た。
パワーを与えてくれる摩天楼の瞳に恋してる。
君の瞳に恋してる。
初めてエンパイヤーステートビルディングの展望台に上った。
君の眼にも恋をした。

君の瞳に恋してる。


ほな　さいなら