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南十字星に口紅を
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一直線
病院の外来の待合室に人質をとって占拠したのだった。
外来であるからようような患者が来ていたのだ。
そこへけっそうを変えた二人ずれの男が入ってきたのだ。
一人はジョンQ、もう一人は人質の外科部長だった。
誰かが奴は銃を持っているの一言で待合室は大混乱となる。
我先にとそこから逃げ出したが運悪く逃げ遅れた人もいた。
それが人質となった。
恐怖で混乱した人々に向かってジョンQは言ったのだった。
「今日から経営の方針を変えよう、治療は全部無料にする。
そうしよう、それでいいだろう。」
少し混乱がおさまったようどした。
そこへ重体の患者を載せた救急車がやってきたのだった。
追っ払いもせずに中に入れて治療の指揮をとった。
大変だ銃で撃たれて出血がひどくて重傷だ、若い医師が叫んだ。
分かった手術しよう。ジョンQは答えたのだった。
人手が足らないと若い医師が言うとオーライ分かったと答えたのだ。
あんたも手伝えと外科部長に言ったが私は心臓が専門だ、無理だ。
札束を貰うと思い浮かべてやれとジョンQが外科部長に言ったのだった。
心臓を取り替える先生ならば鉄砲の玉の一つを取り出すのは簡単だろう。
そこまでは言わなかったが。
そこに電話機のベルが鳴った。交渉人からであった。
いよいよいぶし銀のロバート・デュヴァルさんの登場である。
交渉が始まる。早まった事はするな。まず願いを言ってくれ。
私の息子を心臓移植のリストに乗せてくれ、ただこれだけだ。
ジョンQの狙いはそこにあったのだ。
涙溢れてくる物語であるのだ。その理由は後で分かってくる。
もう一人現れる、警察のお偉い人が出てきたのだ。
この警察のお偉い人が表の交渉とは違うもう一つの裏の解決策を準備したのだった。
スワットと警備会社と相談して確実に狙撃できる場所を確認して
警察のこ汚いお偉い人がだまし討ちの狙撃と決めたのだった。
警察のこ汚いお偉い人がジョンQを射殺すると決めたのだった。
嘘でかためた罠をなにも知らない、息子を助けたい一心の妻を使って仕掛け
ジョンQを狙撃の出来る所におびき出す。
嘘でかためた罠も移植のコーディネーターの良心によって
嘘でなくなってしまうのだが。
ジョンQはおびきだされた。
待機した狙いを付けたスワットの狙撃手のライフルの引き金が引かれた。
ジョンQは床にもんどりうって倒れた。

Sam Cooke - Wonderful World


ジョン・トラボルタさん役の弁護士は裁判所の予審にて初めていぶし銀の
弁護士役のロバート・デュヴァルさんに会う。
たいした人だと思ったのが第一印象のようどした。
関係者からの聞き取り、質問を何度もおこなったのだ。
その間あらゆる調査をして汚染土壌が原因で水道水の水源に流れ込み
それが多くの人の健康を害し、とりわけ幼い子供たち8名が白血病を
発症して亡くなったことを証明することに全力をあげたのだった。
専門家と相談して裁判所から許可をもらい疑われる私有地を何箇所も掘り返した。
とりわけ訴訟相手の工場は念入りに行ったのだ。
医療関係者、その地に詳しいものへも話してもらう為に全力をあげたのだった。
お金がどんどんと出て行くのである。
良い証言はどんどん取れてくる。
幼い子供を失った親たちの結束は固い。
それに欲もない。そのことに同情したことが失敗の原因となるのだが。
それを見ていて同情していた善人も多い。それがゆえにことが有利に進む。
だが、ついに資金が底をついた。
蓄えておいた調査資金が全部底をついてしまったのだった。
いつもの苦しいときの金貸し屋のところに出かけ金策を頼んだのだ。
渋い顔をしながらもまだ脈ありとみて貸してくれた。
金策は出来た。調査を続ける。
まだ調査を続けられる余裕を見て調査現場に一人の弁護士が現れたのだ。
その現場にいぶし銀の弁護士役のロバート・デュヴァルさんが現れた。
その時点で示談屋としての勝利はもう見えたのだったが。
和解交渉を取り付け一応の決着をみることとなったが、
彼は現場に戻り親の一人の子供が家で容態が急変し、車で病院に
連れて行こうと急いだが時遅しとなって車中で息耐えた。
その情景を一人の親から詳しく聞いていたのだった。
その事が依頼を受ける一つの要因になっていた事も事実だろうと思う。
その路上に自慢のスポーツカーを止めた。
そしてその情景を観念として頭に思い浮かべ、それを自分の脳の目で見た。
心の眼でみたのだった。そして決心した。

某ホテルの会場で和解交渉に入った。
ずらっと対面で並んでいるがただ一人だけで遅れて来た人がいた。
大企業から全権を委託されたいぶし銀のロバート・デュヴァルさんであった。
和解金の額が双方の大企業に提示された。
2500万ドルという和解金の額が双方の大企業に提示された。
妥当かどうか分かりへんがすごい額だということは分かるどす。
双方の大企業はそれで受け入れるようだったが、それに付け加えた。
年金のようなものを毎年払うようにと争う弁護人が伝えたのだった。
お金は要らない、原因をつきとめて欲しいという幼い子供たちを亡くした
親たちの希望を叶えてあげるという宣言であったのだ。
徹底抗戦を示したのであった。
交渉決裂となった。
同僚を巻き込んだ借金地獄の雲の中へ3歩踏み込んだのだった。
本番の裁判へと突き進んでいったのだ。

ジョンQも弁護士役のジョンさんも引き抜けないほどに深く運命の
天使の矢が突き刺ささっていたのだろう。



ほな さいなら


        つづく
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