クレオパトラは夢を見た。
古代エジプトプトレマイオス王朝最後のファラオ
クレオパトラは夢を見た。
女王クレオパトラ７世は夢を見たのだ。
ローマ帝国逸材の弁舌も熟達したサイコロは投げられたの名言で知られる
稀有の軍人ジュリアス・シーザー（ガイウス・ユリウス・カエサル）と
劇的な出会いをしたのだ。
そしてシーザーもクレオパトラ７世も共に恋をした。
政治的であったのかも知れないが共に恋をした。
強大なローマ帝国との同盟が唯一エジプトの存続の道であると考えた
クレオパトラ7世は共に恋をしたのだ。
やがてシーザーの子カエサリオンが生まれた。

シーザーは勲功でローマ帝国終身独裁者（官）となった。
女王クレオパトラ７世は息子カエサリオンを連れてローマ帝国へ上京したのだ。
女王クレオパトラ７世は息子カエサリオンと共にローマ帝国のローマで暮らしたのだった。
だが思いもよらぬ変事が起きた。
独裁者のジュリアス・シーザーが暗殺された。
友人の元老院のブルータス(マルクス・ユニウス・ブルトゥス)に暗殺されたのだ。
「ブルータス、お前もか」。
暗殺されたのだった。
命からがら女王クレオパトラ７世は息子カエサリオンを連れて逃げたのだった。
やがて息子カエサリオンを失いクレオパトラ７世も紆余曲折する。
やがてクレオパトラもこの美しい地球上から去ることとなった。
名前は永遠に残った。
ゆっくりと考えて長い人生を生きた女王クレオパトラ７世。
女王クレオパトラ７世の夢は叶ったのか。
女王クレオパトラ７世の夢は破れたのか。
それはまだ未完成だが後世の我々だけが知る。

Bud Powell - Cleopatra's Dream


元独裁者アラジーンは影武者の現独裁者アラジーンの居住所に見事に侵入して
影武者の現独裁者アラジーンとなりかわり元独裁者アラジーンは
現独裁者アラジーンとなってすり替わったのだった。
さっそうとＮＹシティの国連本部へと乗りこんだのだ。
えせ民主新憲法を破り捨て側近を逮捕させて演説が始まった。
我が国は石油会社の言う通りにはならない。
今まで通り独裁国家で行くのだ。
独裁国家の何が悪いというのだ、もしアメリカが独裁国家だとしたら
１㌫の国民で富を独占出来る、税金のカットで金持ちはより金持ちに
博打ですっても国により助けられる。
貧乏人は無視してどうでもよい。
メディアも言論の自由の陰で一族で支配できるのだ。
理由をつけて戦争に持ち込む事もできるのだ。
メディアを使って脅して国民に不利な政策も押し切ることが出来るのだ。
アメリカ人には難しいだろうが想像してくれ。
民主主義とは何か、最悪な品物なのだ。

そこへ今クレオパトラが目の前に現れた。
演説のトーンが急変したのだった。
自らの意志でキスをする。
民主主義には欠点がある、完璧ではないが民主主義はアイラブユー。
だから真の民主主義が必要だ。
ＮＹでしりあった愛する今クレオパトラが目の前に現れた。
途端に演説のトーンが急変したのだった。
愛は勝利したのだった。
笑いに笑って愛は勝利したのだった。

独裁者アラジーンは民主主義者となって花嫁を連れて母国へと帰ったのだ。
だが一筋縄ではいかないのが政治の世界。
笑いは続くのだ。

女王クレオパトラ７世の夢は叶ったのか。
女王クレオパトラ７世の夢は破れたのか。
それは今を知る後世の我々だけが知る。


ほな　さいなら