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南十字星に口紅を
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槍ヶ岳北鎌尾根
一冊の本がここにある。
ハードカバーの本がここにある。
「風雪のビバーク」という題名の本である。
作者は松涛 明さんである。
山行記録と日記が主な内容である。
松涛 明さんとは一体何者なのだろうか。
にっぽんの異才な登山家である。
1922年に仙台で生まれ、
1949年1月槍ヶ岳にて死す。
行年28歳。

風雪の槍ヶ岳北鎌尾根にて遭難。
岳友と共に帰らぬ人となった。

そうですこの松涛 明さんが作家の新田次郎さんが
書き下ろした実録的小説「孤高の人」のモデルに
なったその人である。



文化勲章受章の高倉健さんの主演の映画『八甲田山』
から原作者の作家の新田次郎さんの小説『八甲田山死の彷徨』
と繋がりさらに新田次郎さんの小説『孤高の人』からモデルと
なった松涛 明さんを思い出して松涛 明さんの『風雪のビバーク』
へと繋がった。
さらに連鎖的に北アルプス槍ヶ岳山頂へと行く。
そこからさらに厳冬の表銀座ルート、・・・-東鎌尾根-槍ヶ岳山頂へと
記憶は行く。
さらに厳冬の闇銀座ルートへとへと記憶は行く。
・・・-北鎌尾根-槍ヶ岳山頂へ。
さらに記憶は四方八方へと爆発的に繋がって行く。
元の事とはまったく関係のない所まで広がって行くのだ。
ここがおサルたんと人間の大きな違いなのだ。


あらためて松涛 明さんの『風雪のビバーク』を読ましていただいた
わけですが初めて読んだ時とは違った感慨がおそってきます。
遭難して岳友の方々にご遺体と共に日記も発見され、
その日記の内容が胸にグッときます。

「最後まで闘うも命 友の辺にいるも命 共にゆく」

涙、涙です。

岳友さん達にも最後まで感謝の念を忘れない。
登山の好きな人以外にも是非とも読んでいただきたい本です。

深田久弥さんが『日本百名山』の中で。
富士山と槍ヶ岳は、日本の山を代表する2つのタイプである。
(中略)一生に一度は富士山に登りたいというのが
庶民の願いであるように、登山に興味を持ち始めた人で、
槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと
願わない者はないだろう。


ほな さいなら
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