中に入った。
甘甘の糖分を補給し、さらにだいぶ歩き回っていたので
少し暑いかなと思うのであった。
だが外からの居心地のよい暖気は有難い。
畳を横に何枚か並べた部屋がありそこにもう一つの
ドアが有りそれを開いて中に入ったのだ。
外とはまったく違う異空間、別天地が広がった。
ベンチのような椅子が何重にもあり前方には祭壇がある。
暗くもなし明るくもなし、丁度よい照明だ。
落ち着く明るさだ。温度もちょうどよい気持ちの良い温度だ。
人はいるのかな、いた前の方に５，６人座っている。
真ん中辺りに座らさせていただかせた。
静かだ、まるで海の底ににいるような静けさだ。
外はあれだけ人通りも車の通行があるのに静かだ。
まるでオアシスの中にいるようだ。
まったく時間を感じさせない時のない世界にいるようだ。

ふと我に帰った。
どのくらいそこにいたのか長いようようでもあるが一瞬でも
あるような気もしたがそろそろ出よう。
席を立ちドアを開け、別室に入りそこで休ませてもらったお礼を
少しでも置いていこうとお礼を入れる箱を探したのだがないのだ。
あたりを見まわして探したのだがないのだった。
にっぽんでいう賽銭箱を探したのだがないのだった。
欲のないお寺さん、いや教会だと思うのだった。
外に出た、真っ暗になっていた。
だいぶ長く中で休ませていただかせていたのだ。
おっ、教会の横に誰か座っている。
膝に毛布をかけて堂々と座っていたのだ。
ホームレスさんのようだ。
その人に些少だがお礼を置いてきた。

The 3 Tenors - O Sole Mio


時計をあらためて見た、午後７時か。
そろそろ来たところに戻ろう。
リンゴりんごリンゴのアップルはこの次にしよう。
人通りの少ない道を歩いている途中でホタルに出会ったのだ。
そのホタルが今何時ですかと時間を聞いてきたのだ。
午後７時５分どす。
ホタルがおおきにと答えたのだった。
ホタルではないのである。
会社の敷地内の歩道のすぐ傍に灰皿が置いてあって
そこでホタル族をやっている人であったのだ。
ふっと何という会社であるのか見たのだった。
ＭＳ、マイクロソフトと読めたのであった。
やはりここはニューヨーク・マンハッタンであるのだと
つくづく思うのだ。

さあ、急ごう。
元いた出発の所に時間どうりに戻って来た。
さて行きましょう。
待ち合わせの場所へ。

まぁ、美術館とか博物館とかいろいろと暖かく時間をつぶす所が
あります。無料、低料金であるどす。
絶好のお勧めはメトロポリタン美術館どす。
どでかいどすから暖かく時間を過ごせます。
一日では全部見きれませんからなぁ。

そのほかにもいろいろと。
行ってみてのお楽しみということで。

歩き回るのも一考どす。


ほな　さいなら