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南十字星に口紅を
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時の狭間で
ついにかやっとか第30作目まで来たのだ。
まだ18作と+1が残っているのである。
隣には正座した行儀の良い生物が一緒に観ている。
時折、ビクッとした表情を見せるのだった。
寅さんの気の利いた口上にビクッとして並べたおせちに
口が行くのである。
彼のおせちは骨付きチキンにくるみの甘からみ、バナナの皮、ほかに
何種類かあるのだ。あまり金の掛からない生物である。
そして酒をもう一粒というのが彼のパターンであるようなのだ。
酒はロッテバッカスチョコレートであるがだいぶ足腰に来ているようで
ある。目にもきているようだ。
ロッテバッカスチョコレートは洋酒入りのチョコレートである。
何を思ったのか急にチンチンしてお手をしたのだった。
次に寅さんのセリフが出るかと思ったのだが出なかったのである。
『四谷・赤坂・麹町、チャラチャラ流れるお茶の水。粋な姐ちゃん立ち小便!』
出なかった、残念である。
ご存じ、諜報犬のコラッ!である。
だいぶ酔っているようである。
今日も正月、無礼講である。
かわりに言ってあげたのである。
「月がでたでた月が出た
おまえのケツから屁がでっぱなし
俺の財布はいつも空っケツ」
勝手に寅さんのセリフを作ってはいけませんが
そんな気になる一体となった名作映画どす。

馬鹿を言いながらもDVDの映画は進行して行くのである。
第30作『 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』
渥美清さん、田中裕子さん、倍賞千恵子さん、 沢田研二さん
ほっとする笑いと共に進行して行くのである。

Bertie Higgins - Casablanca


口は悪いが心には真っ赤な血が流れている。
寅さんにはその血が脈々と流れているようどす。
下町の人情と言ってしまえば簡単どすが下町の人情といっても
ところ変われば品変わるのたとえの如くいろいろと微妙に違う。
不変の庶民の人情を真っ直ぐに持ち続けているんでしょうなぁ。
これが長く不朽の名作となり寅さんの名を、しいては渥美清さんの名を
永遠に残していくのだろうと思うどす。
それにしてもたくさんありますなぁ。
これでもか、これでもかとありますなぁ。
同じようなストーリーのような気もするのどすが何故か微妙に違うのどす。
一作ごとに新しいストーリーを観ているようどすなぁ。
監督山田洋次さん、主演渥美清さんのなせる技でしょうか。
渥美清さん亡き後次の出てこない苦しい時代どすなぁ。

個人的な感想どすが。
いろいろと世の中に綺麗な言葉が次々と出てくるわけどすが、
仏像彫って魂を入れずという言葉があるように。
うわっ滑りの綺麗な言葉が多すぎるような気がするどす。
寅さんを観ているとほんまもんが分かるような気がしますなぁ。
気づかい、心づかいが溢れていますものなぁ。
寅さんを包む人間関係もなぁ。
これで初めて絆もおもてなしも現実の言葉となるのだと思うどす。
とてもフィクションとは思えないいい映画どす。

不滅の読売巨人軍よりも永遠の男はつらいよ寅さんどす。

後、残り18作+1を諜報犬のコラッ!と共に観ましょう。


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