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南十字星に口紅を
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Waiting for the Sunrise
右を見ても左を見ても真っ白じゃござんせんか。
前を見ても後ろを見ても真っ白じゃござんせんか。 下を見ても穴を掘っても真っ白じゃござんせんか。 上を見上げれば白いものが落ちてきているではござんせんか。 斜め前からは白いものが吹き付けてきているではござんせんか。 吹雪ふぶきフブキの世界~~~♪ さらに歩き続ける、何も見えない。 見えるのは真っ白だけ。 雪の進軍吹雪をかきわけ真っ直ぐ進む~~~♪ 壁にぶち当たった。あいたたであるのだ。アウチだ。 壁に行く手をはばまれたのであった。 今度は今までとは様子が違った。 氷こおりコオリの世界~~~♪ もう日暮れは迫ってきている。 ここで予定の行動ではあるがビバークとなる。 十分な暖を取っているつもりでも。 寒いさむいサムイ世界~~~♪ ウトウトとはするが眠れない。 恐怖と狂気の中にいる。 もうすぐ夜が明ける。 夜明けの前が一番寒い。 夜明けをひたすらに待っている。 Red Hot Rockabilly - The World Is Waiting for the Sunrise 夜が明けた! 出発の為の準備が始まった。 短い時間の朝食だが簡単な調理にやけに時間のかかる支度ではあるが 無事に作り終えいただいた。 腹八分目のたとえどうりに腹12分目ほどに無理にいただいたのだった。 氷こおりコオリの世界~~~♪ 突入して行く。 アイススクリューをねじ込み起点を作り蛇行しながら人工的に足場を作りながら よじ登る。第二ラウンドまでの持ち時間は8時間ほど。 この時間が天下分け目となる。 第一歩を踏み込んだ。 先鋒はコロたん。 殴り込み部隊のマリーンの心境である。 2時間ほどですぐ後ろで先鋒を確保している次鋒を前に出して入れ替わる。 後方部隊となって体力の回復を待ち、またトップに立つ。 越後の覇者、上杉謙信の得意とする車がかりの陣の戦法と同じなようである。 見えてきた、第一ラウンドの終点の座標が目の前に見えてきたのだ。 後、30分ほどでたどり着くようだ。 タイムリミットまでは2時間ある。サクセスだ。 ふっと安堵感がした瞬間に不都合が起きた! シャワーが降ってきたのだった。 スノーシャワーに襲われたのだった。 アテンション、アテンション、アテンション。 来るぞ、来るぞ、来るぞ!! それぞれ備えよ確保せよ、下部で控えているトップとセカンドをサポートしている 仲間に注意信号を出して構えたのだ。 アイスハーケンにしがみつき、氷の一部となってザイルを絞り 頭を低くしてやり過ごした。 ここで目が覚めた。 夢でござる、夢でおじゃる、夢でおさる。 夢の中で美の頂点、銀の炎に燃えあがる山頂のビーナスと会ったのだ。 ラ~ラ~ラ~~ ラ~ラ~ラ~~ラララララ~~ 世界は日の出を待っている~~♪♪ ほな さいなら PR | カレンダー
プロフィール
HN:
コロたん
性別:
男性
職業:
あり
趣味:
なし
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