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南十字星に口紅を
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ハッピーデイ
アリ~ベデルチ~ロ~マ~~♪

空を見上げた。
雨は降ってはいなかった。
抜けるような青空とは言えないが春霞がかかっているような晴れの日だ。
気持ちは真っ青に晴れ上がった彼の地へと飛んだ。
真っ青の秋晴れの日であったのだ。
10月の下旬の頃の季節の彼の地へと飛んでいった。
しばらく陽の当たる広場の所で立って周りを見ていたのだ。
人が大勢いる。それぞれ思い思いの姿で楽しんでいるようだ。
そこで芝生に座ってシンボルの真打を眺めたのだ。
暑い暑い暑い、なんなのだこの暑さは10月は真夏なのかこの地では。
たまりかねて日陰のある所に移ってまた眺めたのであった。
今度はじわじわと寒くなってなってきたのであった。
やはり秋は秋なのだと確信したのであった。
お~寒う~~になってきたので陽の当たる所に出たのであった。
うぉっコロたんの体が傾いているのだ。
それも随分と傾いているのだったのだ。
その建物が真っ直ぐに見えるように体を傾けたら転げてしまったコロたんであった。

Jotta A - Oh Happy Day


予想以上に傾いているのだ。
写真で見る以上に傾いているのだ。
よく倒れなくて立っていられるもんだとその不思議さに感心するのであった。
ご存じ、ピサの斜塔どす。
実によく傾いている。
いくら見ても実によく傾いている。
この言葉しかでてこないのだ。
感心して見つめていると仏蘭西からのマドモアゼルから声をかけられた。
私とピサの斜塔のツーショットの写真を撮ってくだはれととの依頼であった。
例の写真どす。
斜めにカメラを構えて体を傾けて撮るピサの直塔どす。
きわめてスタンダードな写真のピサの直塔どす。
今度はこちらがマドモアゼルをモデルにリクエストして写真を撮ってあげたのだ。
ピサの斜塔とマドモアゼルを使って2等辺3角形、同じように矢印、等々
変化の6,7枚撮ってあげたのであったのだった。
マドモアゼルと世間話をしていたが時間となった。
マドモアゼルはツアーで来ていたのであった。残念。
コロたんはお目当てのものには少々時間があったのだ。
お見上げ物屋さん通りをぶらつき一軒のお店に入ったのだ。
何故入ったのか?
日本語で店員さんから話しかけられたからなのだ。
それだけではない、にっぽん人の店員さんだったからなのであった。
遠く故郷を離れ、勉学のために異国に来て少しでも
費用を稼いでいるとのことであった。
こちらは大学に入学するのも卒業するのも大変だと聞いていたからだ。
少々おしゃべりをして十字架のネックレスとお人形と
ピサマークの帽子とその他を少々買い求めて彼女とさよならをしたのだった。

さて、時間となった。
ピサのドゥオモ広場のなかにある円形の建物の中に入り
天使の歌声を聴いたのである。
実に美しい透き通る歌声だった。
感激の歌声だった。
心を残しながら建物を去ったのだった。
さてとピサの斜塔に昇るかと思ったのだがやめた。
ピサの斜塔に昇ったらピサの斜塔が見えない。
そう自分に言い訳してやめた。
足が足が足がもう棒のようになっていたからなのだ。

静かな小鳥のさえずりの聞こえるところどす。
ちょっと向こうには高級住宅街と思える家が建っておるようどした。
一般の車と観光バスはピサまで入れません。
乗り合いバスか徒歩でしかここまでこれませんようどした。
ちなみに行きも帰りも徒歩どした。
足が足が足が、どした。

一見の価値あり。
あのスパゲッティはうまかったなぁ。
ジャパニーズスタイルのスパゲッティはうまかったなぁ。
町の洋食屋さんのスパゲッティはうまかったなぁ。
ある秋の日のハッピーデイでした。



ほな さいなら
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