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南十字星に口紅を
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骨はばらばら~
本日は雨である。

夏雨じゃ
傘さして参ろう
黒っカラス

からかさの ~
 
骨はばらばら 紙破れても

     離れ 離れまいぞえ 千鳥掛け~♪


江戸人らしい小粋な江戸小唄どすなぁ。
相合い傘の仲むつまじい様子を三味線でうたいあげとるどす。
だがまてよ。
あの時代の教養人がこんな単純な意味で済ませるわけがない。
何かこの江戸小唄には裏解釈があるに違いない。

Nicole Scherzinger - Phantom Of The Opera


徳川様江戸封建時代に言論の自由、表現の自由も無かったはずだ。
かわら版しかり、戯曲しかり、俳句しかり、春画もしかりであった。
まだまだ沢山ある。
すみずみまでお上の言論統制、表現統制が行き届いていたのだろう
ことは容易に推察できる。
百叩き、手鎖りの刑に処せられたのを何度も見たのである。
もちろん、映画及びテレビの時代劇である。
面と向かってお上の批判を展開した骨太の御仁もいたのであろう。
島流しか泪橋を渡って 小塚原行きであったようだ。
江戸教養人はそんな荒っぽいまねはしない。
無粋なお上の逆手をとって小粋な江戸小唄に言論の自由、表現の自由を
得ていたのであったのだろう。
頭の硬い言論の自由、表現の自由をまったくしらない野暮な役人には
裏の意味などわかりゃしないと踏んでいたのであろう。
江戸庶民も内心ではニヤニヤ笑って溜飲を下げていたと思うのだ。
気が付かないのは野暮天のお上だけ。
実に愉快ではないか。
気が付いていた粋な高級お上人もいたのであろうがそこは分らないふり、
聞いたことないふりをしていたのだろう。
そこが江戸粋人なのでっしゃろうなぁ。
江戸教養人、小唄のねえさんの方々芝居人その他大勢の言論の自由、
表現の自由を知っていた粋人が裏を使って
江戸文化の華を咲かせたのであったのだ。
あれから長い年月が過ぎ去った。
東京という名に変わった。
東京文化の華が咲いたのだろうか。
文化会館がやけに目につくのであった。


からかさの ~
 
骨はばらばら 紙破れても

     離れ 離れまいぞえ 千鳥掛け~♪


からかさの ~
   
     骨はばらばら むにゃむにゃ

     むにゃむにゃ むにゃむにゃ~♪



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