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南十字星に口紅を
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めもり
ここに分厚い本を取り出した。
分厚いだけあって重たいのでもある。
分厚く重たいだけではなく頭も痛くなる本でもある。
自称頭痛本と呼んでいる。
めったに取り出さないのではあるが。
その本の別のページの2か所にしおりのように絵葉書がはさんであった。
ほんの内容とは全く関係がない絵葉書であるが普段は忘れたよう
なっていた記憶がうっすらと蘇ってきたのである。
懐かしく蘇ってきたのだった。
どこの国のどこの場所だったのかもすぐに分かった。
どこで買い求めたのかもすぐに思い出した。
だが、記憶があいまいとなっているものが多い。
目に映ったインパクトの大きいものはそこのどこだかよく覚えていないが
映像ととして自らすりこんだ記憶としてかなり正確に覚えている。
その映像の記憶を基準としてかなり薄れ去った記憶も蘇るのだった。
だが、その地へはどうやって行ったのかは思い出さないのである。
徒歩であったのか、循環地下鉄であったのか、それともバスであったのか
別の手段であったのか思い出さないのである。
瞬間移動のワープのようにその場所に行っているのであったのだ。
きっとそこに行けば移動手段も必要にせまられて思い出すのであろう。

Juliana Vieira - Smoke on the water


この絵葉書をたよりに記憶の蔦をたどって行くのだ。
何も見ない、何もヘルプはなし、間違いの記憶も修正しない。
ただ脳内の記憶装置のままに。

ところはイタリアのミラノ。
場所はなんとかグラッチェ教会のある一室。
そこのさほど広くはない部屋に入ると壁画が描いてある。
世界でも超有名な壁画が描いてあるのだ。
美術の教科書で何度も見たことのある超有名な壁画が描いてあるのだ。
レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた超有名な壁画が描いてあるのだ。
ジーザスの使徒と共に描いてある壁画なのだ。
『最後の晩餐』
この壁画なのだ。
これを観た感想はなにも言うまい。
うるおぼえであるのだがその部屋が先の大戦で空爆された傷が
残っていたのを覚えている。
壁画が無傷で残ったのが何より幸いどした。
『最後の晩餐』の前の壁に描かれて壁画もかなりの絵どした。
大きな声では言えませんがこちらのほうがかなり気になりました。
そのなんとかグラッチェ教会の売店で買い求めたのがこの絵葉書どす。
もうひとつお土産を買ったのどすが、『最後の晩餐』の絵柄のマウスパッドどす。
それはわが相棒の名犬コラッの座布団になっておます。

それにつながっていろいろと思い出します。
あの大きな美しいアーケード、そのなかの世界のブランドストア。
疲れたと思った時に出会ったあの広場。
まだまだ記憶は無限連鎖のように思い出したのだった。

刺激よってかなり正確な記憶が蘇ってくるのだった。



もう一度行って観てみたいかと問れれば
もちろん
イエスどす。


ほな さいなら
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