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南十字星に口紅を
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ショートあんどロング
シンドラーというちょっと古い映画が
BSスカパー!で放映されるわけどすが、
時間の関係で録画してゆっくりと観させてもらうわけどす。
何度もこのシンドラーという名作の映画を観ているどす。
そのたびにこの映画の自分の感想が変わってくる。
ぶれてくるわけではないがより深い事象を発見するのだと思うのどす。
画面全体のストーリーと登場人物の全体の生な姿から、よりナイーブに
個の姿の生きざまがみえてくるどす。
善も悪も何もないこれが今の現実だ。
そういう映画のストーリーなのだと今でも思っとるわけどす。
しかし、どこかでの何時で善が蘇るというのか善心というものが
深くハートの中に潜んでいてそれを何かの形で出してくる。
人間としてではなく余計な狩りをしない自然界の動物として
深くハートの中に潜んでいる本能が表に出てくる。
さとられぬように、疑われることなく慎重に、慎重に。
ありとあらゆる手を使ってさとられぬように、
疑われることなく慎重に、慎重に。

The Rolling Stones - As Tears Go By


とほうもない災難の映画どす。
野蛮である、非人間的であるというのはたやすいことどす。
だが、誰がその一翼をになっていたのかを観るたびに考えさせられるところどす。
シンドラーという一人の個人からその時の今の現実を観たという事だと思うどす。
極端に言えば、俺は自然界の動物だ。
必要のない狩りはしない。
王者の貫禄の持ち主だと思ったわけどす。

その中で非常に印象的な場面があるわけどす。
全編モノカラーの白黒画面の中である場面で色が着いているんどすなぁ。
ほんの短い場面どしたがその人だけが色がついている。
赤い服を着た少女どした。
もう一度その赤い服を着た少女が出てくるわけどす。
無残な姿となって出てくるわけどす。
シンドラーがそれを見てパチーンとはじけて人間界をはずれ
自然界の動物として覚悟を決めた瞬間だったんでしょうねぇ。

涙も出てこないクールな映画どした。
ハートがいつも泣いている映画どした。

最後の最後で涙が溢れるシンドラーさんどした。
最後の最後で涙が溢れる映画どした。

名セリフがいっぱいあって語り尽くせない映画どす。
今日を生きるか、明日を生きるか。
なかなか語り尽くせない映画どす。

御百度をふんで、そのような映画どす。
シンドラー。
涙溢れるままに。


ほな さいなら
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